早場米「瑞穂黄金」の等級検査 すべて一等米に 価格は前年の1.5倍 9月上旬から店頭に【福島】
福島県内でも収穫が始まっているコメ。農林水産省が発表している全国のコメの平均販売価格は5キロあたり3804円で、2024年の同じ時期と比べて約1.4倍。前の週から67円上昇している。価格が上昇傾向にあるのは、新米が出回り始めていることが要因となっているが、8月20日から会津坂下町で収穫が始まった早場米・瑞穂黄金(みずほこがね)も出荷に向けて準備が進んでいる。
会津坂下町で8月26日から始まった、早場米「瑞穂黄金」の等級検査。検査員がひとつの袋から約1000粒のコメを取り出し、水分量や粒の状態を確かめる。2025年は異常な暑さが続いたことで、コメの粒が白っぽく濁るなど品質の低下が心配されたが…26日の検査では、最も高い品質を意味する一等米と認められた。
猪俣徳一商店の猪俣優樹代表取締役は「渇水と高温障害心配していたんですけども、まずまずの品質なのでホッとしています。新米ですので、備蓄米とか出て色々試された方もいると思いますが、新米特有のみずみずしさはあると思いますから、是非その辺を楽しんでいただきたいと思います」と話した。
検査された瑞穂黄金は、9月上旬から福島県内のスーパーなどで販売される予定で、価格は前年の1.5倍程度の4000円以上になると見られている。