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ボリュームと地元食材が自慢の「たまげた家」 東日本大震災から15年 浪江町に元気と笑顔を届ける

福島県浪江町に2026年1月5日、国産鶏を使ったボリューム満点の料理が自慢の「たまげた家」がオープンした。
これまではキッチンカーでの販売がメインだったが、クラウドファンディングで資金を募り、ついに念願の店舗営業をスタートさせた。

オープン初日、一番乗りの客は「イベントにキッチンカーでいらっしゃるので、それを毎回いただいて、ファン第一号になった」と話す。また福島県二本松市から訪れた人は「これから浪江はどんどん発展していくと思うので、行列ができるような店になってもらいたい」と期待を寄せる。

福島県川俣町出身のオーナー・菅野喜直(かんのよしなお)さんは、東日本大震災が発生したときには海外で仕事をしていて、ふるさとに対してもどかしい思いを抱えていたという。
「震災で大変な方たちに支援もできず、ただ傍観しているというか。落ち込んだ人たちがここに来たら元気になるような雰囲気づくりと、地元の食材をふんだんに使った料理を楽しんでいただければ」と菅野さんは語る。

菅野さんの思いが詰まった看板メニュー「浜のからあげ」は、浪江町産のニンニクや酒粕など、浜通りの味をぎゅっと詰め込んだ一品。
今後は、常磐ものを使った料理など、メニューの幅も広げていきたいと話す。

菅野さんは「今回、素晴らしいご縁があってオープンにこぎつけられたっていうのはすごく自分としても感慨深い。少しでも元気や笑顔を与えられるようなお店になっていったらうれしい」と話した。

香ばしい唐揚げの香りが浪江の町をやさしく包み込む。訪れる人を浜の味で"とりこ"にしながら、「たまげた家」は地域の復興と活性化の一翼を担っていく。