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記者プレ

「大事に使ってほしい」小学1年生の挑戦 ヘアドネーション 困っている人ために髪の毛を寄付

記者の視点で社会や地域の話題を紹介する「記者プレ」 今回、高野愛梨記者が注目したのは「ヘアドネーション」
「ヘアドネーション」とは、病気や事故などで髪を失った子どものために髪の毛を寄付して医療用のウィッグを贈る活動のこと。6年間、大切に伸ばしてきた髪を贈ることにした小学1年生。髪を切るまでの様子を取材した。

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

クラスで一番の長髪

福島県郡山市の大島小学校。1年2組で一番髪が長いのが...渡邊風くん(7)
小学校に入学してから3カ月ほどが経ち、学校にも慣れた風くん。ヘアドネーションのことは、周りの友達も少しずつ理解し始めている。

寄付が目標に

風くんが髪を伸ばすようになったきっかけ、それは「髪が長い男の子も可愛いかも」という両親の考えだった。その後、ヘアドネーションの活動を知り、寄付が家族の目標となった。風くんの父は「自分の髪が実際困ってる子たちにあげられるっていうか、役に立つんだなっていうのは、年中・年長くらいから本人は分かってたと思う」と話す。
「髪を切りたい」とは、ほとんど言わなかったという風くん。1歳の頃に髪を揃えて以来、6年間一度も切っていない。

手入れは欠かせない

寄付のためにも、髪の毛の手入れはかかせない。ドライヤーも表面だけでなくしっかり根元まで...10~15分くらいかけてしっかり乾かす。
結んでいないと膝ぐらいまである風くんの髪。一番長いところで、頭のてっぺんからだと75センチほどあった。

初めての美容室

プールの授業が始まることから、目標の長さまで伸ばした髪を切る時がやってきた。初めての美容室にワクワク...ドキドキ...そして「ちょっと寂しい」
寄付には最低でも31センチの髪の毛が必要となるが、約55センチを切ることにした。
ついに両親が順番にハサミを入れる。
風くん:「軽い」
母:「軽くなった?あ~そうだね」 父:「速く走れそう」

少し名残惜しく

約1時間後...印象がガラリと変わった。
「大事に使ってほしい」という風くん。自分の髪を、困ってる人が使ってくれたらうれしいと話すも、どこか名残惜しそう。

母:朋子さんは「伸ばし続けるのは、一つのチャレンジだったと思う。ヘアドネーションに限らず、これからの生活や人生の中で何かチャレンジする精神であったり、困っている人がいたら自然と助けてあげられるような気持ちが養っていければいいと思う」と話す。

風くんのヘアドネーションは続く

母に「我ながらどうその髪型?かわいい?かっこいい?どっち?」と聞かれた風くんは「おもしろい」と笑顔を見せる。
最後に、記者からはこんな質問を。短いままにする?それともまた伸ばす?
「また伸ばす」...風くんのヘアドネーションはこれからも続く。

男の子の参加は珍しい

ヘアドネーションは性別や年齢に関係なく誰でも参加できるが、ヘアドネーションに取り組む団体「つな髪」によると、参加者の約9割が女性で風くんのような子は稀という。

ウィッグ1つで30人分必要

「つな髪」によると、医療用ウィッグ1つを作るのに約30人分の髪の毛が使われるという。「つな髪」に髪の毛を寄付するライオンズクラブでは、この5年間で福島県内から2563人分の髪の毛が集まったという。

誰かのために髪を伸ばして寄付することは根気がいることだが、ヘアドネーションへの関心が高まり支援の輪が広がってほしい。

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