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地元愛にあふれたグルメ はちみつ牛と農村食堂《もっと!ぐっと!石川町》

福島県石川町に地元愛に溢れたグルメがある。「石川はちみつ牛」は、ハチミツを与えることでストレスを軽減し健康管理された高品質なブランド牛。鈴木畜産のオリジナルブランドとして地元で愛されている。農村食堂「里のカフェ」では地元食材を活かした料理が楽しめ、特に高さ25cmの桃パフェは圧巻。地元の誇りと愛情がたっぷり詰まった石川町の農業と食の魅力を紹介する。
◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます
ハチミツを与えて育てる「石川はちみつ牛」
石川町の鈴木畜産が誇る「石川はちみつ牛」は、その名の通りハチミツを与えて育てられた牛だ。鈴木畜産の鈴木智巳さんによると、「ストレス軽減と健康管理のために蜂蜜を与えている」という。使用しているハチミツも石川町でとれたものにこだわり、店舗でも販売している。
店内に足を踏み入れると、おしゃれなディスプレイが目を引く。「石川はちみつ牛」の文字が書かれ、黒を基調としたシックな建物の内装も特徴的だ。
「石川はちみつ牛」の肉は、口に入れると舌の上でとろけるような柔らかさが特徴。ローストビーフも「舌の上で溶けてなくなる」ほどの柔らかさと甘みを持ち、「新食感のローストビーフ」と驚きの声が上がるほどだ。
鈴木さん夫妻は、「私も妻も石川町出身で、石川町に育ててもらったこともあるので、恩返しできれば」と地元への思いを語る。その思いは「石川はちみつ牛」というブランドに結実し、訪れる人々に幸せを届けている。
直売店では精肉や加工品を販売していて、店舗外の自動販売機では「はちみつ牛」のコロッケやハンバーグがいつでも購入できる。
<鈴木畜産>石川町坂路字馬場宿43-1
【営業時間】午前10:00~午後5:00 【定休日】土曜日・日曜日・祝日
◇石川はちみつ牛サーロインステーキ肉(150g×2枚)6480円
◇石川はちみつ牛ローストビーフ(300g)4320円
地元食材をふんだんに 農村食堂
続いて訪れたのは、石川町で採れた新鮮な食材をふんだんに使った料理が楽しめる「農村食堂 里のカフェ」だ。オープンして9年、農家との繋がりも年々増えている人気店である。
おすすめの「完熟トマトDe冷し坦々うどん」は、石川町周辺で採れた10種類以上の野菜を使用している。うどんは店主の泉浩樹さんが自ら栽培する小麦から作られた自家製麺だ。試食すると「トマトの甘みがダイレクトに来る。スープは坦々風でほんのりピリッとしていて、この暑い夏にも食欲が進む」という。
さらに圧巻なのが、石川町で採れた桃「あかつき」をたっぷり使ったデザート「桃とプラムのパフェ」。高さ約25cmのパフェは、桃、プラム、ザクロのジュレ、メロンなど、上から下までぎっしり詰まっている。
桃は甘さを引き立てるよう、仕入れてすぐ提供するのではなく追熟させ、一番おいしいタイミングで提供しているという。
泉さんは「おいしいものを食べていただいたお客さんの笑顔が、僕以外のスタッフも含めて一番の喜び」と話す。地元の魅力を料理で表現する姿勢が、多くの人を惹きつけている。
<農村食堂 里のカフェ>石川町字梁瀬457
【営業時間】午前11:00~午後4:00(L.O 午後3:30)
【定休日】水曜日(臨時休業の場合あり)
◇完熟トマトDe冷し坦々うどん 1300円
◇桃とプラムのパフェ 1600円