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「全国の格闘ゲーマーよ、福島に集え」eスポーツが地方に人を呼び込むきっかけに

福島県福島市で開催された格闘ゲーム大会に28チーム84人が参戦。小学生からプロゲーマーまで、世代を超えて熱戦を繰り広げた。地域活性化の新たな可能性として注目されるeスポーツの魅力と効果に迫る。

◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます

年齢・プロアマ問わずに参加

2025年7月「全国の格闘ゲーマーよ、福島に集え。」と銘打ち、JR福島駅のエスパル5階で開催されたeスポーツ大会「IBUSHIGIN FOT 2025」。
格闘ゲーム「ストリートファイター6」の強さを証明しようと、福島県内はもちろん、東京や名古屋などの県外のチームも参戦。28チーム84人がエントリーした。
福島市在住・KOTAROさん(中学1年生)は「戦って自分を強くしたいなと思って来ました」と話す。
eスポーツに年齢は関係ない。小学生から大人まで、そしてアマチュアだけではなく、世界で戦うプロゲーマーも集った。

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eスポーツで地域を盛り上げる

プロゲーマー・ナリ君は「大規模な大会というのと、土日だったので福島観光も兼ねて遊びに来た感じ。ゲームをやっている一般層は意外と少なくて、地方とか地域で大会があるとモチベーションがあがっていい」と語る。
この大会の目的は、福島県の地域活性化。フクシマイブシギンがJR東日本とタッグを組み福島にたくさんの人を呼び込むことが狙いだ。
フクシマイブシギン代表の鳥浜誠さんは「これをきっかけに福島を知ってもらい、また来たいと思ってもらえたらうれしい」と話す。
またJR東日本・福島統括センターの青木健一郎さんは「こういった大会を目的に来場していただけるのは、ありがたいなと思っています。それだけではなく、盛り上がりを見て福島に住んだりとか福島に来てゲームを楽しんだりして、それを仕事にもできるのではないかという方がどんどん増えていくことに期待している」と話した。

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地域との連携がカギ

試合は3対3のチーム戦。白熱した戦いに観客も圧倒される。そして決勝戦を制したのは、プロゲーマー2人がいる栃木県のチーム。全国から集まるプレイヤー、そして観戦する人が一体となるeスポーツ。その可能性は無限大だ。
福島県郡山市にeスポーツスタジアムを作るなど、eスポーツ業界に詳しい中河西さんは地域活性化について「好きなものが同じ人たちのコミュニティは、遠く離れていても集まる強い力があるため、遠方から旅費をかけて泊りに来るなど観光をしながら活性化してくれる」という。また「屋内施設で気候関係なく開催できる」「誰でも機材さえあれば開催できる敷居の低さがある」というメリットもある。「eスポーツを盛り上げたい気持ちはみんな同じ。学校やプロチーム、地域との連携がこれからも大事になる」と話した。

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そして、地域に根ざしたチームの存在も欠かせない。福島を拠点とするプロeスポーツチーム「フクシマイブシギン」が、2025年9月2日に全国のプロチームと競う「ストリートファイターリーグ」の初戦を迎えた。試合の模様が配信されるので、その戦いにも注目だ。

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