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次世代の選手たちへ 日本初開催のデフリンピックが残したもの アテネでは私が!高校生アスリートの誓い

2025年11月に日本で初めて開催された、耳が聞こえない・聞こえにくい人たちのスポーツの祭典「デフリンピック」。躍動するアスリートたちの姿は、次の世代の確かな道しるべとなった。

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アテネを目指す高校生

夕日が差すグラウンドで練習に励んでいたのは、福島県立聴覚支援学校の陸上部。
高等部2年の佐藤巳月(さとうしづき)さんは、2025年9月に開催された「全国聾学校陸上競技大会」に出場し、女子100メートルを13秒79で優勝。走り幅跳びは4メートル43を記録し準優勝に輝いた。
「先生方や仲間の支えがあり練習を積み重ねることができたので、こういう結果が出せたのかなと思います。皆の期待に応えることができて、私はとても嬉しいです」と佐藤さんは語る。
レース中のペースの変化や集団の中での自分の位置を把握するために、視覚情報と直感が頼りとなるデフ陸上。音が聞こえない難しさもある反面、集中力が研ぎ澄まされるという。
佐藤さんの目標は2029年のアテネデフリンピックでの日本代表入り。
その大きな刺激になったのが、2025年11月に日本で初めて開催されたデフリンピックだった。

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先輩の活躍がきっかけに

100周年の節目を飾る大会で、福島県内出身選手として躍動した一人がバスケットボール男子日本代表で主将を務めた越前由喜(えちぜんゆうき)選手。
11月17日のアルゼンチン戦で勝ち越しのフリースローを成功させ、日本代表の20年ぶりの勝利の立役者に。
福島県立聴覚支援学校で越前選手の後輩にあたる佐藤さんも、日本代表の試合を会場で見届けた。
佐藤さんは「越前先輩も小学生からバスケを続けていて、練習を積み重ねて今デフリンピックに参加したということだったので、自分もたくさん練習を積み重ねて2029年のデフリンピックに参加したい」と話す。

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子供たちに伝えたい思い

普段は郡山支援学校で教員を務めている越前選手。デフリンピックでの活躍は、児童たちの目にも輝いて見えた。
児童は「ゴール決めたところがすごかった」「"絶対に勝つ"と応援しました」「かっこよかった、すごかった」という。
越前選手がデフリンピックを通して子どもたちに伝えたかったこと。それは挑戦すること、そして障害を個性として違いを認め合う大切さだった。
「挑戦すること、チャレンジすることが大切だよと子供たちに伝えている。できるできないは関係なく、やりたいことその気持ちを大切にしてやってみる、挑戦してみるというのが大切だと。みなさん違って当たり前、それをお互い認め合う気持ちを皆さんに持っていただければ」と越前選手は語る。

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次は私が

1月14日、2026年最初の練習に臨んだ佐藤さん。
4月からは3年生。「高校最後の一年になるので、強化指定選手に選ばれることを目標に、悔いのないように頑張りたい」と話す佐藤さん。高等部のラストイヤーを悔いなく走り切りる。
聴覚に障害を持つ選手たちの輝きが鮮烈な印象を残した東京2025デフリンピック。そのレガシーは次世代を担うデフアスリートの原動力となっている。

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