東北電力グループ2024年度決算 3年ぶり「減収・減益」

東北電力は4月30日に2024年度決算と2025年度業績予想を公表し、2024年度決算は燃料価格の低下などを背景に3年ぶりの「減収・減益」となった。
東北電力グループの2024年度決算概要は以下のとおり。
【売上高】2兆6449億円(前年度比1729億円の減)
【経常利益】2567億円(前年度比352億円の減)
【当期純利益】1828億円(前年度比432億円の減)
東北電力によると、2023年度は電気料金の見直しなどを背景に過去最高益を更新し3年ぶりの黒字となったが、電力自由化に伴う競争の激化や燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などを背景に2024年度は「減収」。
宮城県・女川原子力発電所2号機の再稼働による収支の改善があったものの、燃料費調整額の反映のタイムラグなどにより収支が悪化したという。
2025年度においても、米国の関税政策により為替や燃料価格の不透明感が増しているなどとして、以下のとおり減収・減益の見通し。
※2025年度の業績予想
【売上高予想】2兆4500億円
【経常利益予想】1900億円
【配当予想】中間20円・期末20円