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福島一小・四小・清明の再編 基本方針が決定 地域の活性化にも貢献する小学校に 計画に反映し説明へ

福島県福島市の中心部にある3つの小学校の再編に向けて、目指す学校像などを定めた基本方針が決定された。

■再編の基本方針が決定

7月29日に福島市で開かれた「中央地区教育構想検討会」。福島市の中心部にある「福島第一小学校」「福島第四小学校」「清明小学校」の2030年度以降の再編に向け基本方針を決定し、渡辺博志委員長から教育長へ提出された。
渡辺委員長は「新しい学校として盛り上げていく、地域コミュニティスクールコミュニティというところを作っていく必要があるかと思う」と語った。

■少子化と校舎の老朽化

少子化に伴い減少傾向が続く福島市内の児童数。福島市は「クラス替え」ができる各学年2学級以上を適正規模としているが、「福島第一」「福島第四」「清明」のそれぞれの小学校でも、その基準を下回っている。
また校舎の築年数が3校すべて60年を超えるなど老朽化していて、教育環境の改善は喫緊の課題だ。

■教育文化のランドマークに

今回提出された基本方針では、再編した新たな学校を地域の活性化にも貢献する「教育・文化のランドマーク」とするビジョンが盛り込まれた。
福島市教育委員会の佐藤秀美教育長は「その伝統とそれから革新、これを融合する形で福島市の学校教育を先導する。そんな学校をみんなで作っていきたい」と語った。

福島市教育委員会は、この基本方針を再編計画に反映させ2026年度中には保護者などに説明する方針だ。