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竹田綜合病院で起きた医療事故 医師ら8人全員を不起訴処分 患者の親族が会津若松検察審査会に申し立て

福島県会津若松市にある病院で起きた医療事故を巡り、書類送検された医師などが不起訴処分となった。

会津若松市の竹田綜合病院は、2023年胃がん患者の手術で鼻から胃に通した管を残したまま胃を切除する医療事故が起きたことを公表した。
患者は術後に縫合不全が判明し、患者の親族によると、手術から約4ヵ月後に死亡した。その後、患者の親族から刑事告訴を受けた警察が捜査を進め、手術に関わった医師などを業務上過失致死の疑いで書類送検した。

福島地方検察庁会津若松支部は11月28日付で、書類送検された医師や院長など8人全員を不起訴処分としていて、不起訴の理由は明らかにしていない。
これに対し、患者の親族は不起訴は不当として、12月3日会津若松検察審査会に審査を申し立てたということだ。