今季最強寒波...一気に雪景色 市街地で積雪 風による視界不良も スリップ事故多発 5日も雪予想
あさ、カーテンを開け予想以上の雪に驚かれた人も多いのでは?福島県内は一気に"雪景色"に包まれた。今シーズン最も強い寒波の影響で、県内は会津を中心に大雪となり、福島市の市街地など中通りでも雪が降り積もった。
視界がかすむほど雪が降り続けた午前8時30分頃のJR福島駅前。今シーズン最も強い寒波の影響で、福島では10センチの積雪を観測。例年より1週間ほど早い"初積雪"になった。街の人は「(雪が降るのは)知っていたんですけど、こんなに降るとは思っていなったです」「まさか、こんなに積もるとは思わなかったですけど、ちょっと予想外でした。朝起きたら結構積もっていたので、びっくりしました」と話す。
横断歩道では...「大丈夫か?大丈夫?大丈夫?」雪で滑った人は「滑って転んでしまいました。雪ですよね?本当に危ないです」と話す。
檜枝岐では24時間に降った雪の量が56センチとなり、全国で一番になるなど会津を中心に大雪となった12月4日の福島県内。猪苗代町では...地吹雪が発生し、速度を落として進む車も目立った。
県警察本部によると、スリップが原因とみられる事故は、午前8時30分までに22件確認されたということだ。
県内の雪は午後に弱まったが、4日夜から再び強まり会津や中通りではさらに降り積もるとみられている。引き続き、交通障害などに注意が必要だ。
福島テレビの斎藤恭紀気象予報士によると、4日夜からは湿った雪に注意が必要だという。
湿った雪が降る原因について、斎藤気象予報士は「シベリア寒気が朝鮮半島の付け根・チャンベク山脈に当たって、風が合流する」と説明。この現象は「日本海寒帯前線収束帯」(JPCZ: Japan Sea Polar-airmass Convergence Zone)と呼ばれるものだ。日本海上で風が収束する場所には塊状の雲が発生し、この雲が雪を降らせる原因となる。
4日夜遅くから5日朝にかけ、福島県の会津・中通り北部中部、阿武隈高地中心に降る雪になりそうだという。
注意点について、斎藤気象予報士は新たな降雪だけでなく、すでに降った雪にも注意が必要だと強調した。「雪が氷に変わる可能性がある」として、路面状況に警戒を呼びかけた。
「降れば雪道に、降らなければ凍結リスクがある」と斎藤気象予報士は指摘する。どちらの場合も注意が必要だ。
















