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誤って核物質防護秘密をコピー 社内研修の資料作成で<福島第二原発>

東京電力は12月11日、福島第二原子力発電所において、本来とるべき手続きを行わずに核物質防護秘密が複写される事案があったと公表した。

事案が発覚したのは2024年11月13日で、第二原発に原子力規制検査に入っていた検査官が、核物質防護秘密のコピーを発見した。
東京電力によると、社内研修の資料として誤ってコピーされたものだということで、核物質防護秘密を含む一部のページが正規の手続きに沿わない形で複写されていた。
外部への流出はないという。

東京電力は、担当者にマニュアルの理解不足があったほか、正規の手続きを行わなくてもコピーできる環境に問題があったとして、手続きを経ないとコピーできないような対策などの是正措置を行ったとしている。

具体的な資料の内容などについては核物質防護秘密のため明らかにしていない。