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物価高を実感!恒例の合格餅も値上がり 原材料費が高騰 縁起よく末広がりの値段に 福島・二本松市 

福島県二本松市の「道の駅さくらの郷」。
特別な機械を使い作られた餅はふっくらとしていて粘り強さもあり、イチ押しの商品の1つだ。数ある餅商品の中でもこれから売れ行きを伸ばすのが...。5角形にかたどられた合格餅!12月に入りこれから受験シーズンを迎える。そんな縁起にあやかりたい、この季節から販売されているのが、合格にちなんで五角形になった合格餅だ。

道の駅さくらの郷・菅野正信駅長は「最初はダジャレだったんですよね。(今は定着して)ご家族だけじゃなくて、親戚に買っていったり、親しい人の子どもが今度受験だからってお買い求め頂く方も結構いらっしゃいますね」と話す。

受験生の応援にもつながる餅商品だが、悩みの種となっているのが原材料費の高騰だ。主食用米の価格上昇により、もち米を作る農家が減少。原材料費は去年に比べ2倍近く上がっているということだ。
道の駅の菅野駅長は「できるだけ安く皆さんに提供しようと思ってやってきましたけど、原材料が倍以上になってますから、皆さんにお許し頂いて、値上げさせていただいています」という。

新しい価格は888円。縁起が良いように末広がりの意味を込め、値上げ幅を最小限にとどめた。
年末年始に向けて食べる機会が増える餅。ここでも物価高を実感することになりそうだ。