大会新記録も!高校生のアツイ戦い「相双EVレース大会」 自作の電気自動車で周回競う【福島発】
自動車学校の教習コースを颯爽と走るのは、高校生が製作した電気自動車。電気自動車・電気カートの製作を行う高校生の技術向上を図るため、12月8日に福島県浪江町のふたば自動車学校で相双EVレース大会が開催された。
■第3回 相双EVレース大会
福島県内5校・11台の電気自動車が出場し、20分間で1周400メートルのコースを何周走れるか競う相双EVレース大会。
注目の第1レース、好スタートを切ったのは黒い車体、前回大会の優勝校・福島工業だ。空気抵抗を少なくした滑らかなボディーが特徴で、ぐんぐんスピードに乗っていく。各校が続々と2周目に入る中、遅れをとったのは、太陽光パネルを活用した小高産業技術。その後も各校、懸命な走りを見せるが...福島工業が23周の力走で1位でフィニッシュ。
■大会新記録
この記録にどこまで迫れるか!?第2レースで先手を取ったのは、白い車体、前回大会準優勝の学法福島。こちらも福島工業と同じく、仰向けの乗車スタイルで空気抵抗を最小限に。他チームと差を付けていく。
一方、レース中タイヤの空気が抜けるアクシデントに見舞われた高校も...。それぞれの知識と技術を結集させたマシンに、各チーム大きな声援を送る。
そして、学法福島が24周を走り、大会新記録で見事優勝を果たした。
学法福島のドライバー・2年生の鈴木駿埜さんは「電気自動車をもっと詳しく知って、これからの時代の流れに乗っていけるようしたい」と語った。
学びの成果を出し切った高校生たちの表情は、充実感に満ちていた。
















