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トータル300kg制す18歳「この流れで2冠」田村高校ウエイトリフティング部・鈴木優人選手

バーベルを握る手に込められた緊張感とにじむ汗...まさに猛者たちの部活・ウエイトリフティング部。数多くの大会で栄冠を勝ち取ってきた福島県立田村高校(福島県三春町)では、1年生から3年生までの男女15人の部員が日々、力を磨いている。インターハイで華々しく優勝した鈴木優人選手は「完全優勝」を目指し、国民スポーツ大会に照準を合わせている。
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恵まれた体格と揺るがぬ精神力
田村高校・ウエイトリフティング部でひときわ目立っていたのが、3年生の鈴木優人(すずきゆうと)選手。身長183センチ、体重118キロと恵まれた体格で、高校入学後に熱烈なオファーを受けてウエイトリフティングを始めた。
めきめきと力をつけた鈴木選手は、2025年8月に鳥取県で行われたインターハイでトータル300キロ(男子102kg超級 スナッチ135kg+クリーン&ジャーク165kg)と自己新記録で華々しく優勝。そんな王者の手には日々の練習のあとが刻まれている。強さの秘密はその積み重ねがあるからこそ「ブレない」「折れない」気持ちだという。
鈴木選手は「ミスしたらヘコむじゃないですか人間、なかなか僕はヘコまない。一本一本、集中してやっているので、ミスが少ない」と語る。
後輩たちの憧れの的に
頼りがいのあるその背中、後輩たちからも熱いまなざしが注がれていた。後輩は「鈴木先輩はかっこいいし、優しい。調子悪いときに鈴木先輩が教えてくれて、それでなおった」と話す。
鈴木選手が見すえるのはいよいよ開幕する国民スポーツ大会だ。「"完全優勝"ですね、絶対に負けたくない。インターハイで1位とったので、この流れで2冠します」と鈴木選手は語る。
昨日の自分よりも高く!そして夢に向かってより遠くへ。挑戦の秋がはじまる。