テレビ番組サタふく

【こおりやまnote#2】そのアクションが命を救う!救急のキホン

郡山消防本部を訪れ、救急車の適切な利用方法や緊急時の対応について取材しました。救急出動件数が年々増加する中、緊急性の高い通報に迅速に対応するため、私たちが知っておくべき救急のキホンを紹介します。

増加する救急出動件数

郡山地方の救急出動件数は年々増加し、2024年は過去最高を記録。1日平均77件、繁忙期には100件を超える日もあるといいます。しかし、搬送された人の内訳を見ると、半数以上が軽症での搬送となっています。
「軽い腹痛などの体調不良や、日常的な健康面の相談、介護の相談、軽い打ち身やすり傷などの通報もあります。そういった対応に時間がかかると、本当の緊急時に救急車が必要な方への対応が遅れてしまうケースがあるので困ってしまいます」と消防指令センター通信指令課・消防士長の石井海さんは話します。

迷ったときは専用ダイヤルへ

緊急性はそこまで高くないが判断に迷った場合は、「#7119」または「#8000」の利用を推奨しています。
「#7119は病院に行くか救急車を呼ぶか迷った時の救急電話相談窓口で24時間対応しています。#8000は夜間にお子さんの急な発熱や怪我などで救急車を呼ぶか迷った時に電話対応しています。こちらは午後6時から翌朝の8時まで対応しています」と郡山市保健所の郡司真理子所長は説明します。
基本的には診療時間内の受診が推奨されています。「時間内診療をしていただくと、人と物が潤沢にあります。専門医の診療を受けたり、専門的な機器を使った検査を受けることができます」と郡山医師会理事 藁谷暢医師は話します。

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心肺蘇生法を学ぼう

「人間は心臓が止まってしまった場合、1分間で10%蘇生率が下がると言われています。日本全国で救急車を呼んだ場合、平均10分かかると言われていますので、その間何もしないと命がどうにかなってしまう状態になります」
心肺蘇生法は次の手順で行います。
1. 倒れている方の横に行き、手を組む
2. 深さが約5cm、リズムは1分間に100回から120回の速さで押す
3. うさぎと亀やアンパンマンのマーチのリズムが有効

「心臓が止まるのと骨折とどっちが大事かというと、やはり心臓を動かすのが一番大事ですから、助けるために骨のことはある程度許容して心臓マッサージをやっていただくのがいいと思います」と医師はアドバイスします。
いざという時に備えて、緊急時における119番通報の正しい知識と心肺蘇生法を身につけておきましょう。

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お知らせ
野村・大久保(のむくぼ)コンビを今年もよろしくお願いします!
サタふくは2025年4月で45年目に突入しました!さらにパワーアップしてがんばります!!
次回の放送内容
9月20日(土)
・LIVE AZUMA おすすめキッチンカー&サタふくコラボ商品始動!
・となりの駅 福島駅編スタート!
・ふくしまご朱印紀行

9月もサタふくでお楽しみください!