テレビ番組サタふく

こだわり食材で!ふくしまの芋煮

福島テレビの新人アナウンサー佐々木崚汰が、こだわりの食材を探して福島県内を巡り、伝統の味「芋煮」を作る!豆腐・味噌・ネギなど、地元の名品食材を集めながら、地域に根付いた食文化の魅力に迫ります。

煮込んでおいしい かための豆腐

佐々木アナウンサーは最初に福島市北中央の「大黒屋豆腐店」を訪問。昭和初期から豆腐作りを続ける老舗店で、宮城と福島の大豆を使用した昔ながらの「かための豆腐」が特徴です。
「昔ながらの豆腐は硬くて豆の濃度も濃い。お客さんにそういうのを召し上がってもらえればいいと思って作っています」と店主は語ります。
佐々木アナウンサーは試食した豆腐の味わいに感動しながら、さらにプリンのような抹茶味の豆腐も試食。芋煮用には型崩れしにくい固めの豆腐と、分厚い三角油揚げを購入しました。
<大黒屋豆腐店>福島市北中央3-101
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】日曜日

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老舗の味 県産品みそ

続いて本宮市の「糀和田屋」を訪問。創業254年を誇る老舗の発酵食品店です。芋煮の味の決め手となる味噌を求めて訪れました。
店では福島県産の一等大豆と米を使った「大吟醸仕込」を紹介されます。「大豆と麹の割合で味噌の味わいが変わります。お米の量が増えると甘みが多くなります」と説明を受けました。
佐々木アナウンサーは「生きている味噌」と評し、黒糖のようなまろやかさと深い味わいを堪能。店主からは「福島の芋煮にはお味噌だけじゃなく醤油も少し入れるので、両方入れると福島らしい芋煮になる」とアドバイスをもらいました。
<糀和田屋>本宮市本宮字上町22
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】日曜日

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驚きの甘み・旨み・やわらかさ 阿久津曲がりねぎ

最後に郡山市阿久津町で「阿久津曲がりねぎ」を。この曲がりねぎは郡山市の伝統野菜で、成長途中のねぎを一度掘り起こして斜めに植え替える「やとい」作業によって曲がった形になり、甘み・旨み・柔らかさが増すと言われています。
阿久津曲がりねぎ保存会の橋本さんは「昭和の時代はほとんどの農家がこの作り方でしたが、植える作業が大変なため栽培し続ける人が少なくなってしまった」と語り、伝統を守るために保存会を立ち上げたそうです。2022年には地理的表示(GI)保護制度の認証も受けています。
「煮物にすると、ねぎがとろけるような感じになります」という橋本さんのアドバイス通り、集めた食材で芋煮を作りました。

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集めた食材で芋煮作り

ついに阿久津曲がりねぎ保存会の皆さんと芋煮づくり。使用したのは収穫したねぎのほか、先ほど購入した豆腐と味噌、そして別途購入したごぼう・人参・里芋・肉などです。

芋煮の作り方

- 材料を切る ごぼう・ニンジンをささがきに
- 材料を順番に鍋に入れる
- 曲がりねぎは柔らかいので最後に入れる
- 味噌を溶かして入れ、醤油・料理酒を加える
- 味がしみるまで煮込む

「優しい味なんですが、体に染み渡ります」と佐々木アナウンサー。とろとろになったねぎや、柔らかくなった豆腐を味わいながら、「最高です」と満足げな表情で芋煮を堪能しました。

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お知らせ
野村・大久保(のむくぼ)コンビを今年もよろしくお願いします!
サタふくは2025年4月で45年目に突入しました!さらにパワーアップしてがんばります!!
次回の放送内容
12/13(土)

・たんぽぽ白鳥&佐々木アナのXmas企画!家族になに贈る?
・2択でQ!正解者の中から抽選で1名に暖房器具をプレゼント!
・福島縦断となりの駅「安達駅」続編

師走もサタふくでお楽しみください!