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いわきFCとわたし

《いわきFCとわたし》#7最終回 大橋佳久さん「いわきから世界へ」

サッカーJ2・いわきFCサポーターの物語を紹介する「いわきFCとわたし」
最終回は、熱狂空間を作り出した最初の話。最初に横断幕を掲げたサポーター・大橋佳久さん。

サポーターは"ファミリー"

これまで、いわきFCに憧れてサッカーをはじめた人やいわきFCの応援を通じ絆を深める家族などサポーターそれぞれの想いを紹介してきた。そんなサポーターの存在をいわきFCの指揮官はこう話す。「僕自身も心強いですし、選手もすごく心強いと思っているので、本当に"ファミリー"という言葉が一番正しいのかなという風に思っています」と語るいわきFC・田村雄三監督。

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初めての横断幕

試合前、ファミリーで作り出す"熱狂空間"、選手たちの背中をおす声援、そしてスタジアムを彩る"横断幕"。この空間はどう作られていったのか...いわきFC・田村監督は「ある時"いわきから世界へ"という横断幕が1個出て、1人のサポーターの人が出して頂いて」と話す。
初めて横断幕が掲げられたのは、いまから10年近く前の2016年3月。まだ福島県2部リーグだったいわきが千葉県のクラブと行ったトレーニングマッチだった。「いわきから世界へ」ひとりのサポーターが力強く描いたメッセージ。
「その(横断幕の)写真いまだにとってありますけど。あっ、こうやって(チームが)出来ていくんだという風にすごく感じました」と田村監督は当時を振り返る。

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最初に横断幕を掲げた男性

千葉県木更津市。地元のサッカーチームを見守る1人の男性。この方こそ最初の横断幕を掲げた大橋佳久さんだ。大橋さんは「根拠とかはないんですけど、おそらく最短で日本のプロクラブの上のリーグ、トップリーグだとか上のリーグにはいくなという風に思っていました」と話す。当時所属していた選手と親交があり、いわきを知った大橋さんだが、創設から変わらないクラブの目指すサッカーに惹かれていた。
大橋さんは「まずは倒れないこともありますけど、倒されてもすぐに起き上がって、ひたむきに貪欲にボールを追う姿。フィジカルだとかに特化するクラブというところで、日本にとどまるクラブではなく、これから世界にいくクラブだと、世界にいってもらいたいという願望もありますけど、そういった思いから"世界へ"という言葉を述べさせて頂いています」と思いを語る。

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いわきから世界へ

大橋さんがひとり横断幕を掲げたあの日から約10年...いわきは驚異のスピードでJ2まで駆け上がり、ホーム戦には平均4200人を超えるサポーターが詰めかけるまでに成長!次の10年も、いわきFCは走り続ける。走り続けたその先にどんな"世界"が待っているのか。
「横断幕の通り、『いわきから世界へ』クラブそのものも世界に、プレーヤーがいわきを超えて次の世界で戦えるクラブにいくっていうところで、いわきから世界へいってもらいたいという風に考えています」と大橋さんは期待を込めた。 

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