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ゲームで深まる異業種交流 eスポーツが「本来会うことがない事業者」をつなげる 採用活用にも新風

eスポーツが単なる娯楽を超え、ビジネスプラットフォームへと進化している。福島市で開催された「ふくしまeスポーツビジネスカップ」では、企業間の壁を越えた交流が生まれ、新たなビジネスネットワークが形成された。また広島県では採用活動にも活用され始め、「企業はPRしやすく」「学生は本音が聞きやすい」という双方向のメリットが生まれている。
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eスポーツで異業種間交流
福島市で2025年12月に行われた「ふくしまeスポーツ"ビジネス"カップ」。会場のあちらでも、こちらでも名刺交換...このイベントでは、異業種の団体・企業の人と交流をすることができる。
3回目の開催となったイベントには、福島県内から8つの企業・団体が参加した。
「ぷよぷよテトリス2」や「グランツーリスモ7」「ストリートファイター6」などの5タイトルをチーム戦で争う。
福島県・地域振興課の石上克洋さんは「企業という切り口で扱うことによって、一人知っている方から遠い知らない方を巻き込んで参加いただくような、チーム対抗という形をとっている」と説明する。

レースゲームで本領発揮!?
持ち前の技術を発揮するチームもある。「日ごろとは違う速度感を体験して、今日は思い切りアクセルを踏んでいきたい」と話すのは郡山中央交通福島営業所・所長の中野英樹さん。
「グランツーリスモ7」に挑戦!後輩も見守るなか、いざレーススタート。結果は、惜しくも敗退となったが、全力を出し切った。
中野さんは「実際の動きとゲームの中では、ブレーキとか速度感感覚も難しかったが、いい体験ができた」と話す。
レースを見守った後輩社員は「安全運行というところで、所長があんなにアクセル踏んでいる姿を見たのはなかったので、こんな踏めるのだと嬉しかったです」と話した。

新たなきっかけに
eスポーツが様々な業種をつなげ、新たな交流のきっかけとなる。イベントに参加した電音エンジニアリングの後藤満さんは「本来会うことがないような事業者とご挨拶できたし、年齢を超えた交流もできた。eスポーツの良さも体感することができた」と話す。
ビジネスカップの前には、今後のeスポーツの活用に向けて考える場も設けられた。
福島市・飯坂温泉に拠点を置くプロeスポーツチーム「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」のセミナーやeスポーツを事業に取り入れたい企業同士の意見交換などが行われた。
2026年から介護予防事業を立ち上げたMAHARO・代表の山内美津子さんは「対戦することで、いろんな人と繋がれる。そして、その場でなく遠くの方とも、もしかしたら一人暮らしの高齢者の方とも繋がるということでは、可能性が広がっていくのではと思う」と話す。
eスポーツを通して福島県を「盛り上げたい」「よくしたい」。ここから生まれた異業種同士のつながりから新たな事業が生まれるかもしれない。

"はじめまして"はゲームから
eスポーツは、企業と人を結ぶマッチングにも活用されている。広島県では、2025年にeスポーツを取り入れた企業説明会が開かれた。
学生と企業の担当者がお互いに緊張をほぐして距離を縮め、そのあとに採用試験やインターンシップなど気になる企業の情報を聞く。こうすることで和やかな雰囲気が生まれたそう。
広島県の担当者によると「就職に伴う若い世代の県外流出が課題」で、就職を考える学生とどうコミュニケーションを図って地元企業の魅力を知ってもらうか考えた結果、学生にも身近なゲーム=eスポーツに着目したしたという。
企業側は「PRしやすい」学生側は「本音が聞きやすい」など、双方でメリットを感じる意見があり、手ごたえを感じたとのこと。

























